2013年9月30日月曜日

日本の対中国ODA援助:総額約3兆円以上、ゼニに関しては中国特有の「メンツ」すらも消える

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サーチナニュース 2013/09/29(日) 17:57
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0929&f=national_0929_042.shtml

売国奴め! 日本の対中ODA紹介で非難殺到=中国版ツイッター

  外務省によれば、1979年に開始された対中ODAは
①.有償資金協力が約3兆1331億円、
②。無償資金協力が1457億円、
③.技術協力が1446億円
となり、
 「総額約3兆円以上」をODAとして中国に提供してきた。

  中国の軍事情報を伝えるサイト「鉄血軍事」が中国版ツイッター・微博で日本の対中ODAについてつぶやいたところ、微博ユーザーからさまざまな反応が寄せられた。

  鉄血軍事によれば、シンガポールの教科書には日本による侵略のことも、戦後のODA援助のことも記載されているが、
 中国では改革開放後だけでも150の重点プロジェクトで日本からの援助を受けたものの、教科書には一言も記載されておらず、
 「ゆえに日本の歴史に対する知識が欠け、憎しみを抱く原因の1つになっている
と主張した。

  同主張に対して、「売国奴」呼ばわりする微博ユーザーは非常に多く、
●.「一目で売国奴だと分かる」、
●.「また売国奴が出て来たよ」
などのコメントが寄せられた。

  また、
●.「家族が殺されてからお金をもらったら、家族が復活するのかよ?」、
●.「これは日本の食材であって真の援助ではない。
 人の命がお金に代えられるとでも思うのか?」
など、金銭で測れる問題ではないとの意見も多かった。

  鉄血軍事が指摘するように、中国では日本によるODA援助はほとんど中国国民に知らされていないのが現状だ。
 そのためか
●.「これってマジ?」、
●.「オレの教師は米国と英国によるODA援助は話していた。
 日本のことが本当なのかどうかは分からない」
というコメントもあり、どうも信じられないようだ。

  中国はすでに世界第2位の経済大国だ。
 日本政府は1999年以降、中国への経済援助を大幅に削減し始めており、日本が援助を停止するのは時間の問題と見られる。
 しかし、中国メディアの環球時報は2011年、
 「わが国の国内総生産(GDP)は日本を超えたが、中国の1人当たりGDPは日本の10分の1にすぎない
とし、
 「わが国がODA卒業を祝うのはまだ早い
と主張、
 日本からの援助を継続して希望する姿勢を示した。



サーチナニュース 2013/10/20(日) 10:36
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=1020&f=national_1020_010.shtml

【中国BBS】日本の対中ODA…わが国民に知らせるべきか否か

  外務省によれば、1979年以来、日本は中国に対して総額約3兆円以上のODAを提供してきた。
 内訳としては有償資金協力が3兆1331億円、無償資金協力が1457億円、技術協力が1446億円となっている。

  中国国内で積極的に伝えられないため、中国人で日本によるODAを知る人は多くないのが現実だ。
 中国大手検索サイト百度の掲示板にこのほど、
●.「日本によるODA援助を教科書に載せるべきだ」
と主張するスレッドが立てられ、中国人ネットユーザーが議論を交わした。

  歴史問題や尖閣諸島(中国名:釣魚島)問題に端を発した日中関係の悪化は、日中双方にとって不利益だと述べるスレ主は、
●.「理性的に対処し、戦後の日本による援助も伝えることで、わが国の青少年を健全に成長させるべきだ」
という学者の主張を紹介している。

  これに対して
●.「ODAは歴史の事実なのだから教科書に載せてしかるべき」、
●.「載せるべきだな。人はいつまでも恨みの中で生き続けるべきではない」
など、賛成の意見が多く寄せられた。
 事実はあくまでも事実として受け止めるべきだという意見だ。

  しかし、反対意見も少なくなく
●.「日本のODAは巨額だったが、日本が得た利益もまた巨額だった。
 これは投資であってウインウインの関係だ。
 ODAは感謝するに値するが、これを日本の無私な助けとするのは無知すぎる」
との主張もあった。
 確かに日本が中国に提供したODAの大半は有償資金協力であり、金利がある以上は「日本による投資」と言われても仕方がないだろう。

  また、日本によるODAを中国の教科書に載せるのは難しいという意見もあり
●.「そんなことをしたら国民の視線をそらせられなくなるじゃないか!」、
●.「天安門ですら載せられないのに、国内の矛盾をどうやってそむけさせるんだよ」
など、政治的意図があるゆえに無理とのことのようだ。

  反日を唱える多くの愛国者が、日本によるODA援助を知らないのが実情であり、何かしらの形で中国国民が知るようになれば、日本に対する見方もいくらか変化するかもしれないが、現状では難しいようだ。

  いかなる理由があろうとも、双方が納得した条件のもとで実施された援助は、お互いの国内でどのように国民に知らせるようが知らされまいがどうでもいいような気がする。
 そもそも何かしらの利害関係が前提条件になっているはずであろう。




【参照】

サーチナニュース 2013/07/16(火) 15:11
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0716&f=politics_0716_003.shtml

米外交誌「日米はいつまで中国に資金援助するつもりか」=中国

  中国メディア・中国網は16日、急速な経済成長を成し遂げた中国に対して日本や米国がいまだに毎年資金援助を行うことは「もはや時宜に合わない」と米国メディアが論じたことを伝えた。

  記事は米国の外交誌「フォーリン・ポリシー」が12日に発表した文章で、2010年に日本を抜いて世界第2位の経済規模となり、16年には1位の米国を抜くと見込まれている中国に対して
 「地縁政治の最大のライバル」である日本と米国がいまだに対中支援金を出していることについて「日米国内から続々と『不可解』だという声が出ている」
と評したことを紹介した。

  そのうえで、
①.米国国政府が12年に行った対中援助額は「2830万米ドル」で、環境事業、法治整備、抗エイズなどの分野に用いられたこと、
②.日本も中国と複雑な関係にあり、一触即発の状態にありながら、歴史的なうしろめたさから11年にはなおも「8億ドルの対中支援」を行った
ことを伝えた。
 そして、両国から今や中国は社会問題を自前で解決する能力を持っておるため支援を中止すべきだとの意見が出たとした。

  記事はさらに「フォーリン・ポリシー」が、経済成長に伴って中国がアジアやアフリカ諸国に対して国際支援を積極的に実施し始めたことが、日本と米国をはじめとする対中支援諸国の国民に
 「中国をいったいどこまで発展させたら、援助を終えることができるのか
と嘆かわしめていると論じたことを伝えた。


 日本をいろいろと脅し、そして非難することによって
 「金銭を巻き上げる恐喝スタイル」
中国のお家芸である。
 ゼニに関しては中国特有の「メンツ」すらも消えてしまう。




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