2013年10月14日月曜日

日本はわが海警船との衝突に向けて準備を行っている=中国海軍少将

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●写真:沖縄に向け博多港を離れた巡視船「ちくぜん」。福岡海上保安部職員が帽子を振って見送った=25日午前10時33分、福岡市博多区沖浜町拡大沖縄に向け博多港を離れた巡視船「ちくぜん」。福岡海上保安部職員が帽子を振って見送った=25日午前10時33分、福岡市博多区沖浜町

領域内でどういう巡視船が運行されようと、他国から干渉されるものではないだろう。
 日本のことだから、意図的にやっているとは思うが。
 中国がそれにどうのってくれるかだろうが、シュミレーションとしてはどんな策があるのだろう。


サーチナニュース 2013/10/14(月) 14:51
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=1014&f=politics_1014_003.shtml

日本はわが海警船との衝突に向けて準備を行っている=中国海軍少将

  中国海軍の尹卓少将はこのほど、第11管区海上保安本部(那覇市)に配属されたヘリコプターを搭載できる巡視船「おきなわ」について、「わが国の海警船との衝突に向けて準備を行っていることを意味する」と主張した。
 中国メディアの環球時報(電子版)が報じた。

  巡視船「おきなわ」の配属式がこのほど、那覇国際ターミナルで行われた。
 海上保安庁は尖閣諸島(中国名:釣魚島)領海に侵入する中国船の対策強化のため、第7管区海上保安本部(北九州市)の巡視船「ちくぜん」を沖縄へ派遣し、「おきなわ」として転属させた。

  「ちくぜん」は1999年に石川県能登半島沖で起きた北朝鮮工作船事件で威嚇射撃を行った巡視船だ。
 第11管区には「おきなわ」を含め11隻の巡視船が配属されており、うち2隻がヘリコプターを搭載できる。

  尹卓少将は
 「わが国の海警船はおきなわよりも小さく、速度も遅い。
 わが海軍は巡視船のグレードアップが必要だ」
と警戒感を示した。
 さらに尹卓少将は
 「おきなわの甲板が強化されている点を見る限り、日本が射撃できない状況下において相手の船への物理的な衝突を想定して準備を行っている」
と主張した。


C130504A 海上保安庁福岡海上保安部 巡視船『ちくぜん』体験航海



(2009) 巡視船「ちくぜん」の救助訓練




朝日新聞 2013年9月25日13時44
http://www.asahi.com/national/update/0925/SEB201309250004.html

大型巡視船「ちくぜん」、沖縄へ 尖閣周辺の警備強化

 【佐々木康之】尖閣諸島沖の領海に侵入する中国公船の対策強化のため、海上保安庁は25日、第7管区海上保安本部(北九州市)の巡視船「ちくぜん」(3100トン)を沖縄へ派遣した。
 10月2日付で第11管区(那覇市)に転属させ、船名を「おきなわ」に改称する。
 政府が今年1月に示した尖閣専従体制の第1弾。

 「ちくぜん」はヘリコプターを搭載し、無補給で長期間航行できる。
 今回の転属で、11管のヘリ搭載巡視船は第3管区(横浜市)、10管区(鹿児島市)などと並ぶ2隻となり、巡視船の総数も11隻となる。
 25日朝、福岡市博多区の博多港であった出港式で西田寛船長は「尖閣周辺の警備体制の見直しで沖縄へ行く」と述べ、乗船した。

 2010年9月に尖閣諸島沖で起きた中国漁船と巡視船との衝突事件以降、海上保安庁は11管の態勢を強化してきた。
 今年8月までに巡視船を8隻から10隻に増やしたほか、
 12年度補正予算や予備費で1千トン級の新型船建造も進め、14年度に新たに4隻、15年度にはさらに6隻を尖閣専従として11管に追加配備する予定だ。

 一方、7管には10月11日付で3管の「やしま」(5300トン)を転属させ、東シナ海の警備を強化する。



琉球新報 2013年10月5日
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-213429-storytopic-1.html

11管にヘリ搭載巡視船 尖閣警備を強化

 海上保安庁は2日、尖閣諸島警備強化の一環として、第11管区海上保安本部那覇海上保安部(小林正幸部長)にヘリ搭載の大型巡視船「おきなわ」(渡邊泰夫船長)を配属した。
 これで11管の巡視船は11隻となった。
 ヘリ搭載巡視船は既に配備されている「りゅうきゅう」と合わせて2隻体制となった。
 海上保安庁は2012年度補正予算などで千トン級の新型巡視船建造を進めており15年度までに10隻を11管へ追加配備する予定だ。
 「おきなわ」は第7管区海上保安本部福岡海上保安部(福岡市)の巡視船「ちくぜん」(3100トン)からの転属。
 9月25日に博多港を出港し、同26日に那覇港に入港した。
 同船は後部甲板にヘリ1機を搭載し、長期間航行できる。
 11管は全国から多くの巡視船艇を集め、尖閣諸島の警備業務に当たっている。
 このため、海難救助などの通常業務に支障が出ることが懸念されていた。
 11管によると「おきなわ」は警備業務のほか、海難救助など通常の業務も行うという。



産経新聞 2013.9.10 22:45
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130910/plc13091022480020-n1.htm

海保、新たに巡視船10隻建造 「長期戦見据え警備に万全期す」

 尖閣諸島(沖縄県石垣市)国有化後、領海外側の接続水域も含め、中国公船の航行は259日を数え、延べ1051隻が確認されている。
 国有化を前日に控えた10日も領海侵入し中国側に示威行為を緩める気配はない。
 常態化する中国公船と対峙(たいじ)する海上保安庁は巡視船建造や拠点港の整備といった体制整備を加速させている。

 海保は平成27年度末までに新たに巡視船10隻を建造するなどし、中国公船に専属対応する部隊を順次整備するが、増える船に乗る人員確保が最大の課題。
 各省庁で人員削減が進められる中で、来年度予算で528人の増員を要求
 大幅増が図られる見通しで、海保幹部は「人員が整えば尖閣警備に力が注げる」とする。

 巡視船の建造も進む。
 尖閣国有化直後は、1千トン型の大型巡視船32隻のうち耐用年数を超えて運用していたのは、約3分の1にあたる10隻に上っていた。
 そうした中、尖閣専従部隊の10隻に加え、新たに6隻の建造が盛り込まれ、「老朽化問題も一気に解消できる」(海保幹部)という。

 尖閣警備の前線基地となり、多くの巡視船が全国から集まる石垣海上保安部の整備も進められる。
 数百人規模で増える部隊の宿舎を確保。
 また、大型巡視船が複数係留できる桟橋もつくられる。

 海保幹部は
 「かつてないほどの勢いで体制整備が進められるが、尖閣情勢が厳しい表れでもある。
 長期戦を見据え、警備に万全を期したい」
としている。